【初心者向け】Cursorの基本操作とPythonでゲームを作るまでを完全ガイド

生成AIと連携できる次世代のエディタ「Cursor」は、これからプログラミングを始めたい方にもおすすめの開発環境です。本記事では、Cursorの基本的な使い方から、AIを活用して簡単なPythonゲームを作るところまでをわかりやすく解説します。

1.Cursorとは？
2.Cursorの画面構成
1. 主な画面構成
3.AIアシスタントの使い方（CursorのAIペイン機能）
1. 基本的な操作
2. @cursor_text.md の意味と使い方
  1. 使い方の例：
4.Cursorの基本操作がわかったところで、ゲームを作ってみよう
1. Pythonのインストール手順（Windows編）
5.CursorでPythonゲームを作ってみよう
まとめ

1.Cursorとは？

Cursorは、ChatGPTなどの生成AIと連携し、自然言語でコードを書いたり修正したりできるプログラミング用エディタです。見た目はVisual Studio Codeに似ており、直感的に操作できます。

👉 詳しくはこちらの記事を参照

2.Cursorの画面構成

Cursorの画面レイアウトはVSCodeと非常に似ており、VSCodeユーザーには馴染みやすい構成です。

主な画面構成

機能名	説明
プライマリサイドバー	ファイル構成の確認・操作ができる
アクティビティーバー	エクスプローラーや検索、拡張機能などを切替
エディタ	実際にコードを編集する領域
AIペイン（Chat）	生成AIとのチャットによりコード提案や解説を受ける

3.AIアシスタントの使い方（CursorのAIペイン機能）

Cursorの最大の特徴のひとつが、エディタ内で生成AIと直接対話できるチャット機能（AIペイン）です。ここでは、実際にどのようにAIに指示を出すのか紹介します。

基本的な操作

Cursorでは、英語だけでなく日本語でのチャット指示にも対応しています。たとえば、以下のように入力することで、AIが丁寧に回答してくれます。

日本語でCursorの基本的な使い方を記載してください

この入力に対し、AIは以下のような情報を返してくれます（例）：

インストールとセットアップ
主要機能
便利なショートカットキー
ターミナルの使い方など

@cursor_text.md の意味と使い方

Cursorには、チャット内で特定のファイルを参照させるための記法があります。ファイル名の前に @ を付けて入力することで、AIに「このファイルの内容を見て答えてね」と指示できます。

使い方の例：

@cursor_text.md このファイルの内容を要約してください。

これは、「cursor_text.md というファイルの内容をAIが読み取って、それを要約してほしい」という指示になります。

4.Cursorの基本操作がわかったところで、ゲームを作ってみよう

Cursorの操作やAIペインの使い方がわかったら、実際に簡単なプログラムを作ってみましょう。ここでは、Pythonを使ったテキストベースのゲーム（数当てゲーム）に挑戦します。

その前に、まずはローカルPCにPythonをインストールして、開発環境を整えましょう。

Pythonのインストール手順（Windows編）

以下は、Python公式サイトの手順と実機操作に基づいた、再現可能なインストール方法です（Windows 10 / 11 対応）。

① Python公式サイトにアクセス

以下のリンクから、最新のPythonをダウンロードします。
👉 https://www.python.org/downloads/

②「Download Python x.x.x」ボタンをクリック

トップページの中央付近にある、「Download Python x.x.x」という黄色のボタンをクリックします（数字は最新バージョンになります）。

③ ダウンロードした .exe を実行

ファイルをダブルクリックして、インストーラーを起動します。

④ インストール時のオプションにチェックを入れる

以下の2つのチェックを忘れずに有効にしてください：

Add Python to PATH
- 環境変数にPythonを追加し、どこからでも実行できるようにします
Use admin privileges when installing py.exe
- 管理者権限でインストールします

⑤ 「Install Now」をクリックしてインストール開始

オプション確認後、「Install Now」をクリックするとインストールが始まります。

⑥ インストール完了後、「Close」で終了

問題なくインストールが完了すれば、「Setup was successful」と表示されます。
「Close」でインストーラーを閉じます。

⑦ インストール確認（コマンドプロンプト）

最後に、Pythonが正しくインストールされたか確認しましょう。

コマンドプロンプトが開いて、次のコマンドを入力：

cssコピーする編集するpython --version

バージョン番号が表示されればインストール成功です。

ここまでできれば、Python開発の準備は完了です。次はいよいよ、Cursorを使って実際にPythonコードを書きながらゲームを作っていきましょう！

5.CursorでPythonゲームを作ってみよう

Python環境の準備ができたら、いよいよCursorを使ってミニゲーム開発に挑戦してみましょう。ここでは、1〜100の中から正解の数字を当てるシンプルなゲームを作成します。AIペインの活用によって、初心者でも迷わず進められます。

① 新しいプロジェクトフォルダを開く

Cursorを起動し、任意のフォルダを開きます。

「File」→「Open Folder」から任意の場所に新しいプロジェクトフォルダを作成して選択
フォルダ名は例として cursor-python-game などにするとよいでしょう

② Pythonファイルを作成する

サイドバーのエクスプローラーから「新しいファイル」を作成
ファイル名を guess_game.py に設定します

このファイルが、数当てゲームの本体になります。

③ AIにゲームコードを作成してもらう

エディタで guess_game.py を開いた状態で、右側のAIペイン（チャット）を表示し、以下のように入力します：

Pythonで1〜100のランダムな数を当てるゲームを作ってください。ユーザーが正解するまで繰り返してください。

Enterを押すと、AIがコードを生成してくれます。

④ AIが提案するコードの例

以下は、実際にAIが生成したコードの例です。

import random

print("1〜100の数字を当ててください！")
answer = random.randint(1, 100)

while True:
    try:
        guess = int(input("あなたの予想: "))
    except ValueError:
        print("数字を入力してください。")
        continue
    if guess < answer:
        print("もっと大きいです。")
    elif guess > answer:
        print("もっと小さいです。")
    else:
        print("正解です！おめでとうございます。")
        break

生成されたコードは、そのまま貼り付けても動作しますが、必要に応じて「この部分を改良して」などとAIに再指示することも可能です。