はじめに|AIコードエディタが注目される理由
2023年以降、ChatGPTやClaude、Geminiといった生成AIの登場により、ソフトウェア開発にも大きな変化が起きています。
中でも注目を集めているのが「AIコードエディタ」。従来のIDEやエディタにAIを組み合わせることで、コード補完・修正・説明生成・テスト作成などを自動化できます。
プログラミング初心者から現場のエンジニアまで、多くの開発者がAIツールを導入し始めています。
無料で使える!生成AI対応エディタおすすめ5選
ここでは、無料で利用可能なAIコードエディタ・ツールの中から、実際に使えるものを5つ紹介します。すべて2025年6月時点で実在し、公式に無償プランが提供されているサービスです。
1.Cursor|本格派エンジニア向けAIエディタ
公式サイト:https://www.cursor.so/
Cursorは、Visual Studio Code(VSCode)をベースに開発された、独立型のAIエディタです。ChatGPT(OpenAI)をはじめ、Gemini(Google)、Claude(Anthropic)など、複数の生成AIモデルに対応しています。
特徴としては以下の通り:
- 本格的なソフトウェア開発に対応(マルチファイル解析あり)
- プロンプトを通じたコード修正・追加・テスト生成が可能
- UIはVSCodeと類似しており、移行がしやすい
無料プランでもChatGPT 3.5をベースに利用可能。有料プランでより高精度なモデルが使用できます。
2.Cline|VSCode拡張機能で手軽にAI補完
公式サイト:https://cline.dev/
Clineは、VSCodeに拡張機能として導入できるAIアシスタントです。独立したアプリではなく、すでにVSCodeを利用しているユーザーにとっては、最も手軽に導入できる選択肢となります。
対応しているAIプロバイダ:
- OpenAI(ChatGPT)
- Anthropic(Claude)
- Google(Gemini)
主な特徴:
.clinerules
を用いた独自のルール管理が可能- マルチプロバイダ切り替え対応(VSCode内で切り替え可)
- UIはVSCodeの設定に依存しており、日本語表示にも対応可能
無料で利用でき、APIキーを各サービスから取得して設定することで利用が開始できます。
3.Codeium|商用利用も可能な無料AIコーディング支援
公式サイト:https://www.codeium.com/
Codeiumは、VSCode・JetBrains系・Jupyter Notebook など、複数のエディタに対応した汎用的なAIコード補完ツールです。
最大の特徴は、「完全無料で商用利用も可能」である点。企業利用も許可されている数少ないサービスの1つです。
主な特徴:
- 対応エディタが非常に広い(20種以上)
- 高速なコード補完エンジン
- アカウント作成だけで利用可能(APIキー不要)
2025年6月現在、独自の大規模言語モデル(LLM)を使用しており、OpenAIやGoogleのモデルではありません。
4.Replit Ghostwriter|クラウド開発+AIの一体型エディタ
公式サイト:https://replit.com/
Replitは、ブラウザベースで開発が行えるクラウドIDEです。その中に含まれるGhostwriter(ゴーストライター)機能は、Replit独自のAIモデルによるコード生成・補完・説明機能を提供します。
Ghostwriterの特徴:
- ブラウザで完結する開発環境(インストール不要)
- 複数言語・複数ファイルに対応
- 入門者向けのチュートリアルも充実
2025年6月現在、無料プランでも基本的な補完機能は使えますが、一部高精度機能はProプラン(有料)限定です。
5.Codesnippets AI|軽量で初心者にやさしいWebツール
公式サイト:https://codesnippets.ai/
Codesnippets AI は、ブラウザ上で動作するコード生成補助ツールです。エディタというよりはAIプロンプト付きのコードスニペット管理ツールに近く、ChatGPT APIを通じてコード補完を実現しています。
特徴:
- とにかく軽量で即使える
- 認証なしでも試せる(制限あり)
- OpenAI APIと連携
コードエディタとしての機能は限定的ですが、ちょっとしたコーディング支援には便利です。
ツールの選び方|自分に合ったAIエディタはどれ?
目的に応じて、選ぶべきツールは変わります。以下を参考にしてみてください。
利用目的 | おすすめツール |
---|---|
本格的な開発 | Cursor / Replit |
学習・個人利用 | Codeium / Cline |
軽く試してみたい | Codesnippets AI / Cline |
まとめ|まずは1つ試してみよう
生成AIは、今や開発ツールの一部として急速に普及しています。
紹介したエディタはすべて無料プランがあり、導入も比較的簡単なので、まずは1つから試してみるのがおすすめです。
特に VSCode を使っている方は、Cline や Codeium を追加するだけで手軽にAI補完を始められます。
一方、より高度な開発体験を求めるなら、Cursor や Replit Ghostwriter も視野に入れるとよいでしょう。
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